貯蓄保険でお金が貯まらない理由

みなさんこんばんは!

「貯蓄保険でお金が貯まらない理由」
が書いてありました。




保険会社が言わないホントの保険の話
後田亨 著


1990年代半ばの個人年金に加入した20代の場合、
月々約1万円の保険料を60歳まで支払うとします。


総額430万円ほどの保険料に対して、
60歳時に解約しても払戻金は約795万円。


以降10年間、
年金で受け取る場合の年金総額は960万円ほど。


現行商品で同内容の契約を結ぶ場合、
年金総額は半額の480万円以下です。


「お宝保険」の優位性ははっきりしています。


しかしここで問題になるのが、

契約者貸し付け

です。


解約時に払い戻されるお金(解約返戻金)をもとに、
契約者がお金を借りれる制度です。


予定利率4.75%のある個人年金保険に加入している人が、
契約者貸し付けを利用している例では、

適用利率は5.75%でした。


数年後に100万円の貸し付けを受けて、
返済しないままにしておくと、

3年後には約118万円
5年後には132万円

と金額が大きくなる計算です。


一方、予定利率4.75%は、
あくまで保険料算出に使われる数字なので、
積み立て部分の実質的な運用利回りは、
4.75%には届きません。


ですので契約者貸し付けを利用した後は、
毎月「マイナス金利での積み立て」を、
続けているのと同じことになるのです。


(1)お金に関しておおらか、計画性がない
(2)金利計算など「数字」に弱い
(3)一度貸し付けを利用すると利用頻度が上がる


な人には要注意な話でした(汗